心理カウンセラー養成講座 ～ ラケットと感情 ～

感情は「本当」と「本物」とに分かれます。

本当の感情とは、自分が本当に感じる感情のこと。

本物の感情とは、肚の底からわき上がってくるもので、

怒り、悲しみ、不安、喜びの４つの基本的な感情のことです。

私たちは幼少時から、お母さんやお父さんの感情を真似て学んでいますし、

男の子、女の子としてタブーとされた感情表現を身に着けて成長してきています。

ある家庭は、怒ることを禁止されているかもしれませんし、

ある家庭では、悲しむことを禁止されていたかもしれません。

そしてそれは祖父母、父母と似ているかもしれません。

自分で本当の感情だと思っていることが必ずしも本物の感情だとは限らないのです。

そしてまた、イライラ、罪悪感、劣等感、空虚感・・・など、

いや~な感情があるかと思いますが、それは「ラケット感情」と呼ばれるもので、

本物ではありません。

その裏には本物の感情が隠されています。

言い換えれば、本物の感情を歪曲した形で表現していることを「ラケット感情」

と呼ぶと理解していただいても良いのかもしれません。

ちょっと難しいですが・・・。

この続きはまた再来週です。




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